皆さん、こんにちは。
千葉県安房郡鋸南町を拠点に、新築住宅からリフォームまで幅広く手掛けているおくまや(株式会社 鈴木工務店)です。
ウッドデッキに設置する目隠しフェンスの高さを「150cm・180cm・2m、どれを選べば後悔しないのか…」と迷ってしまうことはありませんか?高さによって視線の遮り方や日当たり、圧迫感が大きく変わるため、悩んでしまう方も多いでしょう。
実は、フェンスの高さは敷地条件や目的に合わせて選ぶことで、プライバシー確保と快適な空間づくりの両立が可能になります。そこで今回は、目的別の最適な高さの考え方から後付け施工の注意点、DIYとの違いまで、わかりやすく解説していきます。
ウッドデッキや外構のリフォームを検討している方はもちろん、これから目隠しフェンスの設置を考えている方もぜひご覧ください。
■フェンス高さの選び方

ウッドデッキに目隠しフェンスを設置する際は、使い方や視線の入り方によって適した高さが変わります。フェンスは一般的にcm単位で選びますが、選ぶ基準を知らないまま高さを決めると圧迫感が出たり、必要なプライバシーを確保できなかったりする可能性があります。ここでは、よく選ばれる150cm・180cm・2m以上の高さについて、目的別にわかりやすく整理します。
・高さ150の目安
高さ150cm程度のフェンスは、ウッドデッキを囲う際に「道路からの目線を軽く遮りたい」といった場面で選ばれるサイズです。地面からの高さが限られるため、完全な目隠しというよりも、視線の一部を遮りながら開放感を残せる点が特徴です。横板タイプの木製フェンスや樹脂フェンスなど、素材の選択肢も豊富で、外構全体をナチュラルな印象に仕上げたい場合にも向いています。デッキ周りの空間に圧迫感を与えにくいため、敷地が広くない住宅でも採用しやすい高さです。
・高さ180の目安
高さ180cm前後は、隣家や道路からの視線をしっかり防止したいときに多く選ばれる高さです。大人の目線を遮りやすく、プライバシーを重視したいご家庭に適しています。素材は木目調の樹脂、アルミ、天然木などさまざまですが、視線を遮るためには隙間を抑えたパネルやルーバータイプがよく使われます。ただし、高くなるほど風の影響を受けやすくなるため、基礎や固定方法は慎重に考慮する必要があります。
・高さ2m以上の注意
高さ2m以上のフェンスを設置する場合は、視線対策として最大限の効果が得られる一方で、圧迫感や日差しの遮り過ぎに注意が必要です。また地域によっては高さ制限があるため、事前に確認しておくことが重要です。2mを超えると強度確保のために控え柱を追加したり、素材選びを工夫したりするケースが多く、施工費用も高くなりやすい点を把握しておくと安心です。リフォームで後付けする場合は、既存デッキの耐久性や構造にも影響するため、専門家への質問や現地確認を行いつつ進めると失敗を防ぎやすくなります。
■高さを決めるポイント

ウッドデッキに取り付ける目隠しフェンスは、目的に合わせて高さを決めることが重要です。同じ高さでも、敷地の高低差や隣家との距離、リビングとの位置関係によって見え方は大きく変わります。ここでは、視線対策・日当たり・圧迫感という3つの観点から、理想の高さを判断する際のポイントを整理します。
・視線対策の基準
視線対策を目的にする場合、周りからの目線がどこを通ってくるかを確認することが大切です。一般的に、大人の目線は150cm〜160cm前後に位置します。そのため、しっかり隠したい場合は180cm前後のフェンスが目安になります。ただし、隣家や道路が高い位置にある場合は、通常の高さでは十分に隠れないことがあります。このような状況では、ルーバータイプやパネルタイプなど視線を通しにくいデザインを選ぶと、過度に高さを上げずにプライバシーを確保できます。視線対策は高さだけでなく、素材や設置場所との組み合わせも重視すると効果的です。
・日当たりへの影響
フェンスを高くすると日差しが入りにくくなり、リビングやデッキが暗くなる可能性があります。冬場は特に日差しが低い角度から入るため、高さ180cmや2m以上のフェンスを設置する場合は、方角や影の落ち方に注意が必要です。日当たりを確保したい場合は、縦格子やスリット入りのデザイン、光を通す樹脂パネルなどを取り入れると、プライバシーと明るさの両立がしやすくなります。また、完全に遮蔽するのではなく、空間全体のバランスを考えながら部分的に高さを変える方法もあります。高さによる日よけ効果と暗さのバランスを見ながら選ぶと快適に過ごせます。
・圧迫感を抑える工夫
フェンスが高くなるほど、デッキの空間が狭く感じられたり、住宅全体に重い印象が出たりします。これを防ぐには、素材の色味やデザイン性を工夫するのが効果的です。例えば、明るい木目調やアルミ素材を選ぶと、視界が軽くなり圧迫感が軽減されます。また、適度に隙間のある横板タイプやルーバータイプなら、目隠し効果を保ちながら風通しも確保できます。敷地が狭い場合は、フェンスを部分的に低くする、テラス屋根やシェードと組み合わせるなどの方法で、快適さとプライバシーを両立することも可能です。設置前に現地の状況をよく確認し、住まいに合ったバランスを見つけることが理想の高さ選びにつながります。
■後付け施工とDIY比較

ウッドデッキに目隠しフェンスを後付けする場合、既存デッキの状態や素材、強度を考慮しながら進める必要があります。後付けはデッキの用途や生活スタイルに合わせて柔軟に対応できる一方、設置方法を誤ると安全性や耐久性に影響することがあります。また、DIYでの設置も可能ですが、フェンスの高さが高くなるほど風圧や固定強度が重要になるため、難易度が上がります。ここでは後付けとDIYの判断に役立つポイントを解説します。
・後付けの注意点
後付けフェンスは、既存のウッドデッキがフェンス重量に耐えられるかを確認することが大切です。特に木製デッキは経年劣化で強度が落ちている場合があり、高さ180cmや2m以上のフェンスを設置すると、強風時に揺れやすくなる可能性があります。また、人工木(樹脂木材)デッキは材質によって固定方法が異なり、メーカーごとに推奨の施工仕様が定められています。後付けする際は、デッキの基礎や根太部分への負担も考慮し、必要に応じて補強工事を行うことで安心して使用できます。
・DIYの可否判断
DIYでフェンスを作りたい場合は、まず設置する高さと素材を基準に判断します。150cm程度までで風抜けのあるデザインなら、比較的DIYしやすいサイズです。一方、180cm以上やパネルタイプは重量が増え、風の影響を受けやすいため、固定が難しくなります。特にウッドデッキの外周に取り付ける場合は、固定位置が限られ、締め付けが弱いと傾きの原因になります。また、サイズ調整や道具の扱いに不安がある場合は、思い通りの仕上がりにならないこともあります。後からやり直しが必要になると費用が増えるため、事前によく検討することが重要です。
・強度を確保する要素
フェンスの強度は、素材・支柱の太さ・固定方法・高さのバランスで決まります。一般的に、高さが上がるほど支柱の間隔を狭くし、基礎部分を強く固定する必要があります。木製よりアルミや樹脂の方が耐久性が安定しやすく、長持ちしやすい傾向があります。また、強風地域や道路沿いの住宅では、風を受け流すルーバータイプやスリット入りのデザインが安全性の面でも有利です。DIYではここまでの調整が難しい場合もあるため、不安があるときは専門業者の無料相談を利用し、状況に合った設置方法を確認すると失敗を防ぎやすくなります。
■専門会社に頼むメリット

ウッドデッキに目隠しフェンスを設置する場合、専門会社に依頼することで高さ選びからデザイン、強度、安全性まで総合的に提案を受けられます。フェンスは高さが数cm違うだけで見た目や使い勝手が大きく変わるため、現地の状況を踏まえた判断が重要です。特に後付けの場合は既存デッキの状態を見極める必要があり、専門的な知識が仕上がりや耐久性に直結します。ここでは、依頼することで得られる主なメリットを解説します。
・高さ調整の提案力
リフォーム会社または工務店は敷地の高低差、道路や隣家からの視線、リビングとの位置関係などを総合的に考え、適切な高さを提案できます。例えば、完全に目隠しをしたい状況でも、2m以上のフェンスが必ずしも最適とは限りません。影の落ち方や圧迫感を考慮し、部分的に高さを変える、ルーバーや格子で視線をずらすなど、柔軟な方法が選べます。また、メーカー製品の仕様やサイズにも詳しく、一般では気づきにくい選択肢を示すことができます。
・構造安全の確保
フェンスの設置では、風の強さや素材の重量によって支柱や基礎への負荷が変わります。特に高さ180cm以上になると、通常より強度が求められ、固定方法を誤ると揺れや変形のリスクが高まります。リフォーム会社は地域の気候や敷地条件を踏まえて、必要な補強や支柱間隔、固定金具の種類を判断できるため、安全性を高く保てます。既存のウッドデッキが木製・樹脂製どちらのタイプでも、状態に応じた適切な施工方法を選択できます。
・施工後の保証
DIYでは不具合が生じても自己対応になりますが、リフォーム会社に依頼すれば施工後の保証を受けられる点が安心材料になります。フェンスは日差しや風雨の影響を受け続けるため、長く使うほどメンテナンスの必要性が出てきます。設置後のぐらつきや隙間の調整など、気になる部分を相談できる環境があると、快適な状態を長く維持しやすくなります。また、工事全体を見通したアドバイスを受けられるため、ウッドデッキやテラス屋根との組み合わせなど、住まい全体の外構バランスも整えやすくなります。
■まとめ

ウッドデッキに設置する目隠しフェンスは、目的や敷地条件によって最適な高さが大きく変わります。150cm前後は開放感を残しつつほどよく視線を遮り、180cm前後はしっかりとプライバシーを確保できます。2m以上では高い効果が得られる一方、圧迫感や強度面の注意が必要です。後付けやDIYも可能ですが、既存デッキの状態や固定方法を誤ると安全性に影響するため慎重な判断が求められます。リフォーム会社へ依頼すると、現地状況を踏まえた高さ提案や構造的な安全性の確保、施工後の保証まで受けられ、長く快適に使えるフェンスを実現しやすくなります。
■ウッドデッキやフェンスのご相談はおくまやへ!

ウッドデッキの目隠しフェンスは、高さの選び方ひとつでプライバシー性や日当たり、圧迫感、安全性まで大きく変わります。特に後付けの場合は既存デッキの強度や素材、周囲の状況を踏まえる必要があり、判断を誤ると「思った仕上がりにならなかった」「風で揺れて不安」といった問題につながることもあります。
おくまや(株式会社 鈴木工務店)は、南房総市エリアで外構・エクステリア・リフォームを手がける地域密着の工務店です。ウッドデッキやフェンス工事にも多数の施工実績があり、デッキの状態確認から高さ提案、素材選び、施工後のメンテナンスまで、一貫して丁寧に対応しています。ご要望や敷地条件に合わせて、最適なフェンスの高さやデザインをご提案いたします。
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